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雪釣り

雪釣り
 子供たちが、雪釣りといふ遊びをするといふことを聞いて、ここが南の地であることをあらためて知る。

 雪中にまみれて育つ北の子供にとつて、口を開いて受けとめた甘い雪があつたとしても、それは広大かつ長大な白い季節の記憶のほんの片隅に、しまひ忘れられてしまふだらう。

 あるかなきかに舞ふ風花の中で、南の子供は、雪のもたらす心象をもつとも鮮明に記憶に膨らませるために、紐に吊つた炭のかけらをかざすのだ。

 よし長い辛棒の果てに、地の汚れにまみれない、白い鞠を諦めなければならなくとも、記憶に降り続く雪はそれ以後、純白であり続けるかもしれない。

 紐の中央に炭を結びつけ、降る雪の中でその紐の一方を捧げ持つ。
 紐のもう一方は垂れてゐる。
 舞ひ落ちる雪片を、紐の中央にくくりつけた炭で掬ひ取つて行く。

 炭の上に半球状に雪が積もれば、垂れてゐるもう一方の紐の端に持ちかへて、さらに炭で雪を掬ひ取つて行く。

 気が遠くなるほどの時を経て、炭はやうやく白い雪の球になる。

 あるひは無数の炭のかけらが、つひに白い球の夢をあきらめて、そちこちの路地に捨てられるのかもしれない。

 気が短い子供は、紐にくくりつけた炭を、降り積もつた雪の中に放り込むのだ。

 けれども地に落ちた雪は、すでに雪ではないとみる子供は、このやり方にいさぎよしとせずに、雪釣りの夢を、空をあふいで待つ。

 舞ひ降りてくる天のものである雪を、地のものとなる前に、白い鞠にとどめたくて。
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2007/12/31 12:21|雑文TB:0CM:0
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